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9月4日から7日、ローマで開催された、ELF6のコンファレンスに行きました。
ELFはEnglish as a Lingua Franca、日本では国際共通語としての英語と訳されることが多いようです。

去年、イスタンブールで開かれたELF5は参加するだけでしたが、今回は初めて発表もしました。
私の発表については改めて書くとして、このコンファレンスで感じたことをいくつか。

ELFの学会は今年で6回目ですが、この学会が曲がり角に来ているのかもしれないという
感触がありました。

もともと、ELFの最初の3回は、Mothers of ELF (!)と呼ばれる(らしい)ELF立ち上げの中心メンバーAnna Mauranen(フィンランド), Jennifer Jenkins (イギリス)、Barbara Seidlhofer(オーストリア)がそれぞれヨーロッパ各国で主催し、その後のELF4では、初めてアジアに行って香港で開催されました。 

私が初めて参加した、去年のELF5は、ヨーロッパ圏にもどってきてイスタンブールで行われ、熱気のこもった学会でした。参加者も、ずいぶん多かっただけでなく、ELF研究者に加え、もっと広いフィールドからよく知られた研究者が集まっていたように思います。

それが、今年は、参加者も、発表の数もずっとこじんまりした感じがしました。 基調講演も、Jenkinsの弟子の第二世代に移り、Anna, Jennifer, Barbaraは、後輩の研究者を引き立てるように、Colloquiumのチェアをしていました。

中心メンバーが若くなってフレッシュな感じはしたものの、幅広い研究者の参加をひきつけるカリスマ性は、薄まったと思います。 今年は、ELFの仲間に会える身内の会議という側面が強くなったような気もしました。
日程が、他の言語学の学会とぶつかったという話しも聞きましたが、これからELF学会がどういう方向をめざすのか、興味深く思います。

グローバル化の中で変化する英語というテーマはますます関心を集める領域と思われますが、その中でELFというアプローチと研究グループがどういう役割を果たしていけるかは、この学会メンバーの研究の成果と、学会の盛り上がりに拠ることが多いと思います。 来年のELF7は、ギリシャのアテネの開催です。

また、この学会は、日本人の方の参加も多く、これから日本にELFが広がっていくのかな、とも思いました。

私個人としては、自分の研究テーマのBELF(国際共通語としてのビジネス英語、ととりあえず訳しておきます)をリードする、ヨーロッパの一線の研究者が集まり、その方たちに私の発表を聞いていただき、フィードバックもいただけて、非常に充実した学会でした。

もちろん、ローマは古い遺跡が堂々と点在する街も、海と山の幸をふんだんに使ったイタリア料理も、素晴らしくて、学会だけでなく、旅行としても充実した一週間でした。
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